コンパクトオフィス

2020年12月22日

コンパクトオフィスとは

コンパクトオフィスを直訳すると、【こじんまりとした事務所】となりますが、事業用不動産業界で主に利用される内容の物件としては、

【倉庫+事務所+駐車場】の三位一体型の建物をコンパクトオフィスと呼ぶことが多いです。

事務所を貸ビルで借りて、荷物を置く倉庫を別で借りて、近隣で駐車場を借りる…このような状態では、ランニングコストも高くなりますし、業務効率も悪くなりますので、それらを併せ持った物件という最大の特徴があります。

一般的にコンパクトオフィスというサイズの場合、1階倉庫:20坪、2階事務所:20坪の延床面積40坪ぐらいまでをコンパクトオフィスと呼ぶことが多いです。

尚、小さなサイズである場合、連棟にて建物が建築されている場合が多いため、人員増加するなどの際に、借り増しなども行いやすい点があります。

入居者 メリット

コンパクトオフィスは、前述した通り、倉庫+事務所+駐車場の三位一体型物件となりますので、その3つが必要と言う企業にはピッタリの建物となります。

賃貸物件でありながら、自社物件のように利用できるという利点もあります。

例えば、個人事業主として独立する事業所としたり、新たに進出するエリアの足掛かりとなると支店や営業所としたりする事が多いです。

事務所と倉庫がいる場合は、概ね駐車スペースも必要になりますが、これらが別々である場合は、ランニングコスト的にも業務効率的にもデメリットが発生してしまうので、それらを改善する事が出来ます。

尚、コンパクトオフィスと呼ばれるサイズには決まった定義がありませんが、前述した通り、比較的小さなサイズになりますので、今後拡張するにも撤退するにも行いやすい物件形態ですので、非常に人気が高いです。

入居者 デメリット

コンパクトオフィスと呼ばれるサイズの建物は、建物単体で建築し賃貸募集されている事はほとんどありません。

所有者視点のコンパクトオフィスは、入居者の入居率リスクヘッジが行えると言う理由で建築される事がほとんどですので、一般的には、長屋・連棟で存在しています。よって、ほとんどのケースでは隣に別の企業が入っていますので、仲良く利用できれば良いですが、少し気にしなくてはなりません。