事務所付き倉庫

2020年12月22日

事務所付き倉庫とは…

当社が1番得意とする事業用不動産物件の建物形状です。

一般的なケースとしては、1階倉庫、2階事務所、前面空地あり…と言うパターンです。

商品や荷物が多数あったり、発送作業などの軽作業を行わないといけないような企業には特に好まれる物件形態です。

では、事務所付き倉庫のメリットとデメリットを紹介します。

事務所付き倉庫のメリット

メリット① 賃料メリット

駅前・駅近にある事務所ビルや複合店舗ビルなどよりも、賃料設定が安価であるケースが多いです。特に事務所ビルなどとは異なり、建物を単体(1社)利用するケースが多いため、『共益費』という項目が無い場合がほとんどです。

事務所付き倉庫における建物の維持管理については、原則として入居者(借主)による自主管理となります。各所の小修理やメンテナンスを入居者(借主)負担にて行なって頂くのですが、建物が単体の場合は、それほど複雑なケースになる事が少ないので、事務所ビルなどの共益費設定よりも低くなるケースが多いです。

メリット② 全く気を使わない

事務所ビルや複合施設などとなれば、どうしても上の階、下の階、同じフロアの入居者(他の借主)などに気を使って建物利用を行なわなければなりません。例えば、給湯室などは複数の入居者で利用する為、各社のスポンジを置いたりするのですが、どうしても利用時間なども気にしなくてはなりません。

その点、事務所付き倉庫は、単体物件が多い事と、仮に単体物件では無く連棟になっている物件であっても、トイレ・給湯室等の設備に関しては、個別になっているケースがほとんどなので、建物利用時に対して、全く他社を気にする事がありません。

尚、このケースの建物賃貸借契約の場合、小修理(例:照明管球交換)などは全て借主負担となりますが、経年劣化による設備の変更・建物躯体に関わる雨漏れなどに関しては、貸主負担にて対応する事になります。

借主である入居者は、貸主負担にて改修工事を行なわれている間、利用制限が発生する可能性があります。但し一般的にその期間の賃料交渉などは行なえません。

事務所付き倉庫のデメリット

デメリット① 最寄駅から離れてしまう

どうしても事務所付き倉庫物件は、最寄駅から離れた立地になりがちです。

理由はあります。最寄駅から近い場合は、地価も高く、商業地域や近隣商業地域である事が多く、その内容に対してバランス良く土地の有効活用を行うとすると、事務所付き倉庫のような小さな建物ではなく、マンションや商業施設、事務所ビルになどの大きなものになることが多いからです。

よって、事務所付き倉庫が存在する立地としては、最寄駅から少し離れた立地が多いのです。

当社調べではありますが、事務所付き倉庫が多くある立地は、最寄駅から徒歩10〜20分の地域に多い事になります。

デメリット② 自主管理

賃料メリットに対する反面になりますが、事務所付き倉庫は自主管理である事がほとんどです。ですので、建物内の設備に対するメンテナンスや小修理は全て入居者にて対応しなくてはなりません。

例えば、建物を利用するにあたり、必ず必要となる消防設備点検や、EVやリフトが有ると法定点検が必要になります。

建物内の清掃も自社で行わなくてはなりません。高圧受変電設備と呼ばれるキュービクルがある場合は、電気保安協会に法定点検を依頼しなくてはなりません。

当社では、入居者の煩わしい面である自主管理をワンストップで対応するメンテナンス部署がありますので、うまくご利用ください。

事務所付き倉庫に適する企業例

A 自社製品の倉庫 + 事務所 + 駐車場

B ショールーム + 事務所 + 駐車場

事務所ビルでは業務を行いにくい業種に人気があります。

小さな事務所付き倉庫はコンパクトオフィスとも呼ばれ、独立した企業やサテライト営業所などの利用に人気があります。

事務所付き倉庫の建物サイズは、多岐にわたりまして、個人経営を始める際の小さなものから、物流倉庫のような大きなものまであります。

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